肩書きに悩んでいた頃の話・2
「クリエイター」という肩書きにしたはいいが、
そこからが悩みの始まりだった。
そこからが悩みの始まりだった。
名刺交換の際、「クリエイターです」というと必ず
「具体的に何ですか?」と聞かれる。
ま、そりゃそうだわ。。。色々包括してクリエイターですからね。
結局イチから説明して理解していただく。
で、この説明をするたびに悩んだ。
「自分は一体なんなんだろう・・・」
肩書きは、自分自身を支えるための「柱」だった。
その柱がない。グラングランなわけである。
お会いする人はみんなしっかりした肩書きを持っている。
クリエイターミーティングをきっかけに少しずつ増え始めた仲間に
そんな悩みを打ち明けて相談した。
ところが、みんな口を揃えていうのが、
「それだけたくさんのことが一人で出来るんだから羨ましい!」と。
隣の畑はなんとやら・・・である。
そういうもんなのか、と思い納得したが、
初対面の方には「具体的に何ですか?」と聞かれ続けるのだった。
そして具体的な説明をした最後には必ず、
「ま、入り口はライターなんですけどね」と伝えた。
自分はやっぱりライターなんだなとつくづく思ったが、
その頃はライティングの仕事がなかったので、
なんだか騙しているみたいだし何よりも情けなかった。
《つづく》