自分の文章スキルを伝える仕事・後編

研修の目的は「継続して文章を書けるようになること」。
これは技術でカバーするものではない。
マインドを変えなくては書き出せないし続かない。
何より、楽しくない

だからこそ「文章を書くマインド」をどう伝えようか考えていた。

どうやったらみんな文章を書くことのハードルが下がるのか。
どうやったら楽しく文章が書けるのか。
どうやったら継続的に文章を書けるようになるのか。

トマトが嫌いな子供に丸ごと出して「栄養がある」と話してもダメだ。
なにか美味しいレシピを提案してあげなきゃ。

で、夏休みに自分の子供(小学生)のために作った
「読書感想文サポートフォーマット」を使ってみることにした。

※詳しくは以前書いていたブログの記事を参照してください。

なにを書きたいのか分からないのは大人も子供も一緒だ。
何か「問い掛け」があれば、自然と「答え」が書ける。
読書感想文サポートフォーマットはその狙いで作ったから、
それをアレンジしてカリキュラムに導入しよう。

その頃、自分の考えを整理するために書いたのがこの記事。

20151014「自分の文章作成メソッドを考える」

20151016「文章を書くことが嫌いな理由」

これが講義のベースになっている。

文章を書くことの目的をはっきりさせる。
つまり、文章の上手さよりも「伝える」ことに重きを置いた。
伝えるために、分かりやすい文章を書く。そして楽しむ。まずはそこ。

最後までみんなが書けるようになるために、
どういう流れのレジュメを組むか。
こうやったら楽しんでもらえるかな?ちょっと固いかな?
昼ご飯後は眠くなるから工夫しよう。色々、色々。

そして自分の脳内を整理する思考方法のレクチャー及び実践、
文章の基礎講座、さらに自分がライティングの中で気をつけている
ポイントやノウハウを加えて8時間の授業に組み上げた。

自分自身が無意識でやってきたスキルを初めて体系化した。
それを誰か、文章が嫌いな人たちに伝えて「変化」してもらう。
仕事とは関係なく、これは自分にとって実に大きな出来事だった。

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