社長ブログって何を書けばいいの?効果的な内容と書いてはいけないこと
こんにちは、コピーライターのオオニシです。
前回の記事「社長ブログを書いてみませんか?」では、4つのメリットや効果をご紹介しました。
1)顧客からの信頼の獲得
2)他社との差別化
3)求職者への安心感
4)社内コミュニケーション
詳しくは→「社長ブログを書いてみませんか?色々な効果やメリットがありますよ!」
今回は、具体的に何を書けば、そうした効果やメリットが生まれる社長ブログになるのかを解説していきます。また、気をつけるべきこともあわせてお話します。
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【社長ブログで効果を生みやすい内容】
1)事業や社会に対する想いや熱意
自社で取り扱っている商品やサービス、技術をどのような想いで開発し展開しているのでしょうか。実際に販売や業務に携わっている社員たちよりも、当然その熱意は上回っています。また、自社の事業内容が社会に向けてどういった貢献になっているのかも、社長の言葉で書くことでより良い発信になります。
2)自社で取り組んでいる課題とその理由
新たな企画はもちろん、商品やサービス、技術を「より良く」していく取り組みも、積極的に発信していきましょう。その際には、「なぜその取り組みをしているのか」も大切な情報になります。商品バリエーションを増やして顧客に満足をしてもらいたい、社員に新たな技術や資格を身につけてもらうことでクオリティを上げたい、など深く掘り下げた想いを伝えましょう。
3)過去の体験談とそこから得た学び
社長の経験値は社員のそれよりも高く、創業や承継の経緯や苦労話は多くの読み手を惹きつけます。企業を運営する中での様々なエピソード(ちょっとした出来事から失敗談や成功談まで)は、社長でしか語れない貴重なネタです。それだけではなく、そこから得た多くの学びやそれを実際の経営にどう活かしたかも記載することで、ブログを読む社員にとっても大切な学びになります。
4)社長から見た社内の様子
人材採用をしている企業にとって、社長から見た社内の様子を社長ブログで書くことは大きな意味があります。社員と話した内容や、彼らが日々努力している姿を発信することで、求職者は自分が会社に入った後の状態をイメージしやすくなります。「こうして目を向けてくれる社長の下で働きたい!」と思ってもらえるかもしれません。
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【社長ブログの内容で気をつけること】
1)事業と関係のないことは書かない
これは企業ブログも同じですね。事業と関係のない個人的な趣味や日記を書き続けても、いい効果は生まれづらいです。ゴルフや釣り、買い物の話を書き続けても、読んでもらえるのは同じ趣味の人だけです。そうした中から顧客に発展する可能性もありますが、企業や事業の信頼性を高めてファンを獲得することにはつながりにくいと言えます。プライベートな話は個人のブログやSNSでしましょう。
参考:「企業ブログに「社員の日記」を書いてはいけない理由」
2)何かを批判する内容を書かない
基本的にネガティブな話は書かない方が賢明です。失敗したことから頑張ってリカバリーした体験談はポジティブなものになりますが、あまりにもへりくだった自虐ネタはいい印象ではないですし、顧客が読みたい内容にはなりません。特に自社以外の他社や関係者を批判して貶(おとし)めるような内容は絶対に書かないようにしましょう。企業イメージの損失になりかねません!
3)実際の情報を誇張して書かない
大きく見せたいという気持ちは誰しもありますが、社長ブログでは全てにおいて誠実な姿勢でいましょう。書いているうちに「ビッグマウス」になってしまうことがないように、しっかり意見をしてくれる担当者や外部パートナーにチェックしてもらえる体制を作っておくのもひとつの手です。また、将来の展望などについて書く場合に、現実離れした大きすぎる理想を書いてしまうと、「なんだか子供っぽいな」という印象を与えてしまいます。
4)政治や宗教について書かない
昔からビジネス業界で言われている「政治、宗教、野球の話をビジネスの場でするな」ということです。人によって思想信条や応援しているものは異なります。特に政治と宗教の話題は、読み手に嫌悪されることがほとんどなので、絶対に書かないようにしましょう。
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社長ブログは、企業ブログと共通するポイントも多いですが、大きな違いは会社の顔である「社長自身の言葉」を発信するメディアだということです。
社外である顧客や取引先だけでなく、社内に向けてのメディアでもあります。だからこそ、高い熱量だけでなく真摯な態度で向き合わなければなりません。上手く活用すれば社内外に多くのファンを獲得できますよ。
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社長ブログの運営は、企業ブログと違って孤独な作業になりがちです。「何をどう書けばいいかな・・・」と悩んでも、社員に相談するのはちょっと気が引ける。そんな時は「カキタイのミカタ」にご相談ください。
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