読みにくい文章ってどんな文章?・その7「カタカナ言葉が多すぎる!」


こんにちは、コピーライターのオオニシです。

読みやすく伝わりやすい文章を考える上で、「読みにくい文章」がどのようなものかを知っておくシリーズ、今回は「多すぎるカタカナ言葉」についてです。

ホームページ上で情報を発信するだけでなく、私たちが日常的に使う様々な文章上でカタカナ言葉は多く使われています。そこには馴染みのある外来語以外にも、ビジネスやコンピューターなど特定の分野でよく使われているカタカナ言葉も含まれています。

参考)「その言葉ってどういう意味!?当たり前に使っている専門用語には注意しましょう」

カタカナ言葉自体が悪いのではありません。近年ではそうしたカタカナ言葉も一般的に浸透してきています。しかし、文章中に多く入れすぎると、途端に読みにくい文章になってしまいます。

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【例文】

私たちはカスタマーのライフスタイルをバックアップすることをミッションとし、未来に描くビジョンに向けてイノベーションを起こし続けるパイオニアであることにコミットしています。

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カタカナ言葉にはスマートさと賢そうなイメージがあるので、そうした印象を含ませたい場合にはとても効果的です。・・・しかし、そこはバランスが大切です。

また、「誰に向けて伝えたいのか」を考えて使わなければ逆効果になってしまい、伝わらない文章になってしまいます。上記の例文が、「意識の高い学生に向けての求人」や「ビジネスマンに向けた自社のPR」であればアリかもしれません。(でもちょっとくどいかもですね・汗)

一般のお客様に向けて訴求するのであれば、以下のようなバランスではないでしょうか。

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【修正後】(修正した箇所は赤で記載しています)

私たちはお客様のライフスタイルをしっかり支えること大切な目的として、未来に描くビジョンに向けて新たな変革を起こし続けるパイオニアであることをお約束いたします。

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一般的によく使われていてパッとイメージできる可能性の高い、「ライフスタイル」「ビジョン」「パイオニア」の三つを残して、それ以外は別の言葉に置き換えました。

1)カタカナ言葉の量のバランス・・・カッコいいけど多すぎないかな?

2)誰に向けてい書いているのか・・・お客様の知っている言葉かな?


この2点をしっかり確認しておくことで、読みやすい文章になります。自己満足ではなく、書いた文章を読んでもらいたい人のことをしっかり考えることを心掛けてみてくださいね。

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これまでの「読みにくい文章ってどんな文章?」も参考にしてください☆

その1「ひとつの文が長すぎる!」
その2「文章内の因果関係が成立していない!」
その3「主語と述語が離れている!」
その4「連続してしまう『の』はどうすればいいの?」
その5「修飾語はどこにかかっているの?」
その6「同じ単語が続いてしまう!」

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