生成AI「Chat GPT」で企業ブログのネタ出しは出来るのか?

こんにちは、コピーライターのオオニシです。
前回の当ブログ記事「企業ブログのライティングに生成AI「Chat GPT」は使えるのか?」で、どれぐらい作業をショートカット出来るのかを検討してみました。私個人としては、全部の作業は無理だけど、結構省略できるのだなと実感しました。
そこで考えたのは、「記事のネタ出し」も「Chat GPT」に任せられるのか?という疑問です。これができれば、大幅に作業工程を省略することができます。
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「Chat GPT」は何を問いかけても答えてはくれますが、何でも解決してくれる万能AIではありません。ただプロンプト(問いかけ)を投げると「何か」を返してくれます。それは、「おお、なるほど!」と思うものの場合もありますが、「あー、うん・・・」という場合もあります(そうした場合は何度も問いかけます)。
今回は、「リフォームの得意な工務店」が企業ブログを書いていると仮定して、見込み顧客が検索してくれそうな記事ネタを20本出すように指示してみました。
その結果がコチラです。
1. 「リフォームの前に知っておきたい10のポイント」
2. 「キッチンリフォームで失敗しないためのガイド」
3. 「リフォームで家の価値を高める方法」
4. 「浴室リフォームのトレンドと選び方」
5. 「エコリフォームで光熱費を節約する方法」
6. 「リビングルームのリフォームアイデアと実例」
7. 「和室をモダンな空間にリフォームする方法」
8. 「リフォームで使える補助金と助成金のまとめ」
9. 「耐震リフォームで安全な家を作るためのチェックリスト」
10. 「マンションリフォームの注意点と成功事例」
11. 「リフォームの費用を抑えるための5つの秘訣」
12. 「DIYリフォームとプロに頼むリフォームの違い」
13. 「リフォームで実現するペットに優しい家」
14. 「トイレリフォームの最新トレンドとおすすめアイテム」
15. 「リフォーム後のインテリアコーディネートのコツ」
16. 「古民家リフォームで叶える理想の暮らし」
17. 「バリアフリーリフォームで安心・快適な住まい作り」
18. 「リフォームで叶える快適なワークスペース」
19. 「リフォーム時に注意すべき住宅ローンのポイント」
20. 「季節ごとのリフォームに最適なタイミングとは」
・・・どこの企業ブログでもやっていそうな、割と定番のネタが出てきました。定番でも悪くないのですが、定番過ぎて新しさが感じません。
とはいえ、このネタを切り口にして、自社独自のサービスや技術を訴求することもできます。その場合はタイトルや内容を工夫する必要がありますね。
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この定番ネタをさらに掘り下げたアイデアを「Chat GPT」に出してもらいました。例として、《13. 「リフォームで実現するペットに優しい家」》を使ってさらに深掘りさせるプロンプトを投げてみました。
1. 「猫のためのリフォームアイデア:快適なキャットスペースの作り方」
2. 「犬が喜ぶ庭づくり:ドッグフレンドリーなガーデンデザイン」
3. 「ペットアレルギー対策リフォームのポイント」
4. 「シニアペットのためのバリアフリーリフォーム」
5. 「多頭飼いのためのリフォーム:スペースの有効活用法」
6. 「ペットと共に過ごすリビングのリフォームアイデア」
7. 「ペットのためのDIY家具とインテリア」
8. 「ペットフレンドリーなキッチンリフォーム:安全と快適さを両立する方法」
9. 「ペットの健康を守るための空調設備の選び方」
10. 「ペットのための防音リフォーム:騒音対策とストレス軽減」
11. 「ペットの抜け毛対策!掃除が楽になるフローリング選び」
12. 「ペット用トイレスペースのリフォーム:清潔で快適な環境作り」
13. 「猫と一緒に快適に暮らすための窓辺リフォーム」
14. 「ペットのための収納アイデア:整理整頓で快適な住まい」
15. 「ペットが安全に過ごせるバルコニーリフォーム」
16. 「ペットと共に暮らすための照明の工夫」
17. 「ペットがリラックスできるバスルームのリフォーム」
18. 「アクティブなペットのための運動スペースの作り方」
19. 「ペットと子供が仲良く過ごせる家づくりのコツ」
20. 「ペットのためのエコリフォーム:自然素材で健康的な住まい」
・・・「ペットに優しいリフォーム」というザックリしたネタから、細かなネタに掘り下げることができました。単純に「ペット」という括りから、犬や猫、シニアペットや多頭飼いまでバリエーションが広がった上に、よりペットに寄り添ったリフォーム内容のネタが出ました。
それでもやはり、自社独自の技術やサービス内容を訴求るためには、それらを明確にして記事の中身を工夫していかなければなりません。
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今回の結果から、「Chat GPT」でネタ出しもできることが分かりました。
ただし、それが本当に自社からお客様に伝えたいことなのか、その内容はお客様を満足させられることが可能なのか、自社に任せてもらえる判断基準になり得るのか、しっかり判断しておきましょう。
AIはとても便利なツールですが、全てを丸投げにして頼りすぎると「企業ブログを発信する本来の目的」が見えなくなる可能性が高くなるなとも感じました。「とりあえず記事をたくさん量産すればいいのでしょ?」という目的になると危険です。
その記事にお客様への想いは含まれてますか?
他社にはない価値を訴求できていますか?
効率化を目指すのは非常に大切なことですが、企業ブログを価値のある「資産」にするためにも、しっかり自社の想いを込めて大切なお客様に向けて発信していきましょう!
