施工事例は社内みんなで作るオウンドメディア

こんにちは、コピーライターのオオニシです。
施工事例についての重要性は、当ブログで何度も解説をしてきました。お客様との打ち合わせから始まり、提案、課題解決、施工までのプロセスを一つの事例としてまとめることは、自社の技術やサービスの実績を示す重要なコンテンツになり、見込み顧客の信頼を得るための強力なツールにもなります。
そして、様々な種類のオウンドメディアの中でも、施工事例は「会社全体で取り組むべきコンテンツ」です。
特定の社員に作成を押し付けるのではなく、社内を横断して全員の協力で作り上げることが大切です。
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【 各部署ごとの視点を反映することの重要性 】
施工事例の作成は、お客様とのやり取りや技術的な側面、設計・施工における工夫を見込み顧客に伝えなければなりません。これを一人の担当者がすべてまとめようとすると、どうしても偏りが生じてしまいます。
例えば、営業担当者はお客様のニーズや要望を最もよく理解している一方、技術者はその要望をどのように具体化したかを深く知っています。また、設計担当者や現場監督は、それぞれの視点からの課題や解決策を把握しています。
それぞれの担当者が持っている情報を持ち寄ることで、より正確で詳細な事例を作成することができます。お客様がどのような要望を出し、それに対してどのような提案を行い、どのような技術で実現したかを細かく記録し発信することで、見込み顧客への信頼感や納得感を高めることができるのです。
【 情報の連携で精度が向上する 】
施工事例は、単なる完成品の写真やビフォアアフター、概要情報を記載するだけではなく、その「裏側」にあるプロセスや工夫を紹介しなければ、自社の強みや魅力を発信したことにはなりません。
社内で各部門が連携し、担当者ごとの役割や知識を共有することで、事例の精度が飛躍的に向上します。例えば、技術的な側面では、現場での具体的な課題や対応策を紹介することで、事例がよりリアルで説得力のあるものになり、見込み顧客に「ここまで力になってくれるのだ」や「自分たちの理想を実現してくれそう」と思ってもらえるのです。
このように、全員が参加することで、各部門の視点を織り交ぜた豊かな事例が完成します。結果として、お客様への説明資料としても効果的に活用でき、また新たな顧客獲得の材料としても活かすことが可能です。
【 社内コミュニケーションの向上 】
施工事例を社内全体で作成するプロセス自体が、社内コミュニケーションの向上につながります。各部門が協力して情報を共有することで、普段あまり関わりのない部署同士の連携が強化されます。例えば、営業と技術、設計と施工など、通常は異なる業務を行っている部門同士が一つのプロジェクトに取り組むことで、お互いの強みを理解し合うことができ、社内のチームワークが強化されるのです。
また、事例を作成する際に行われるミーティングや情報交換の場は、全社的なプロジェクトとしての一体感を生み出し、今後の業務にもプラスの影響を与えます。こうしたプロセスは、次回以降の案件に対する社内の協力体制をより強固なものにし、スムーズな情報伝達や意思疎通を促進します。結果として、風通しのいい社内風土の構築にも繋がります。
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【 まとめ 】
施工事例の作成は、誰か一人に任せるのではなく、社内全員が参加して作り上げることで、質の高い情報が集まり、精度の高い事例を作ることが大切です。見込み顧客が自分事として捉えることができる信頼ある事例となり、また社内のコミュニケーションや連携を促進する機会にもなります。社内が一丸となって、みんなで協力して作り上げる施工事例は、会社全体の成長に貢献する大切な取り組みになりますよ。
【 施工事例については、コチラの記事も参考にしてください 】
参考1:「施工事例がもたらす安心感〜ハウスメーカー・工務店が取り組むべき重要コンテンツ」
参考2:「施工事例に「情報」だけでなく「ストーリー」も入れてみましょう」
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