オウンドメディアが停滞するポイントは?運営上のボトルネックを見極めましょう!

こんにちは、コピーライターのオオニシです。
企業ブログや施工事例、求人コンテンツなど、オウンドメディアを通じた継続的な情報発信は、ブランド力の強化や見込み顧客の信頼獲得につながります。しかし、実際には運営が思うように進まなかったり、更新が停滞してしまったりするケースが少なくありません。
その主な原因は、企画から取材、ライティング、チェック体制に至るまで、制作プロセスのどこかで「ボトルネック=停滞するポイント」が生じるためです。
今回は、オウンドメディア運営における一般的なボトルネックを確認し、それぞれの解決策を探っていきます。
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(ポイント1)企画段階での停滞
《 問題点 》
企画段階で停滞する原因には、テーマの選定に迷う、読者のニーズを正確に掴めていない、または社内での目標設定が曖昧といった要素が含まれます。特に「何を発信すべきか」に明確な方向性がないと、企画段階で足踏みが続いてしまいます。
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《 解決策 》
読者に提供するべき価値ある情報を基軸として、企画の目的を明確にしましょう。「誰に(Whom)」届けたいかを意識することで、ターゲットのニーズに応じたテーマが絞りやすくなります。また、社内で目標を共有し、特定の読者層である見込み顧客に対する価値を優先する姿勢を持つことも重要です。
参考:「企業ブログや施工事例の作成で最も大切なのは「6W2H」の中のどれ?」
(ポイント2)取材・情報収集での遅れ
《 問題点 》
取材対象の担当者の都合が合わない、取材の準備が不十分で要点を押さえきれない、または必要なデータの収集に手間がかかるなど、情報収集がスムーズに進まないと、その後の制作作業全体が滞ることになります。
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《 解決策 》
事前に明確な取材計画を立て、取材先とのスケジュール調整を早めに行うことが大切です。また、取材内容の要点を整理した質問シートや資料リストを準備しておくことで、効率的な情報収集が可能になります。社内のリソースが不足している場合は、制作に慣れている外部のプロライターに依頼するのも一つの方法です。
参考:「記事作成代行と内製のちょうどいいバランスは「内製化に向けたサポート」」
(ポイント3)ライティングプロセスでの問題
《 問題点 》
社内の担当者がライティングに慣れていない、もしくは記事作成代行業者に依頼したものの内容にズレがあると、再度の修正作業が重なり、制作が滞る原因になります。
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《 解決策 》
ライティングの基本を社内で共有することや、ライティング内容を具体的にしておくことが有効です。特に、文章の構成や表現のルールを定めておくことで、ライティングの効率が向上します。専門的な文章が必要な場合は、プロのライターにサポートを依頼し活用するのも、質の高い記事作成につながります。
(ポイント4)画像やビジュアルの準備不足
《 問題点 》
記事に使う画像の選定や編集が滞ると、完成度に欠ける記事になるか、公開が遅れることになります。特に画像に関する著作権や品質の確認が必要な場合、手間がかかることが多く、時間的なロスが生じます。
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《 解決策 》
画像素材をあらかじめ用意し、著作権確認やデザインの手順を簡略化しましょう。オリジナル画像の制作が必要な場合は、テンプレートを活用することでスムーズな編集が可能になります。プロのデザイナーとの連携、相談も効果的です。
参考:「ホームページ運営を内製する上で色々相談できるフリーランスのクリエイター」
(ポイント5)チェック体制・校正の整備不足
《 問題点 》
記事のチェック体制が整っていない、または校正のスキルが不足している場合、誤字脱字の訂正や内容の修正に多くの時間を要することになります。最終チェックが遅れると、公開までのリードタイムが大幅に伸びてしまいます。
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《 解決策 》
社内でのレビュー体制を構築し、複数の目で内容を確認できるようにしましょう。チェックリストを活用してチェック項目を標準化することで、作業の効率化が図れます。なるべく、決裁権を持つ管理者が確認するようにしておきましょう。
参考:「ホームページにアップする企業ブログを管理者がチェックする3つのメリット」
(ポイント6)公開・更新スケジュールの管理不備
《 問題点 》
記事の公開スケジュールが未定である、または計画が立てられていないと、公開日が遅れることや更新頻度が不安定になる可能性が高まります。定期的な更新がなければ、ユーザーの関心も薄れてしまいます。
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《 解決策 》
長期的なコンテンツカレンダーを作成し、記事の公開スケジュールを明確に設定しましょう。月ごとのテーマや更新頻度を管理することで、安定した運営が実現できます。また、予備の記事を準備しておくことで、緊急時の更新にも柔軟に対応することができます。
参考:「企業ブログの再始動と運営に絶対必要な「定例ミーティング」のススメ」
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【 まとめ:自社のボトルネックを見極め、効率的な運営を!】
オウンドメディアの停滞を防ぐためには、制作プロセスの各段階でのボトルネックを把握し、それに応じた解決策を導入することが重要です。また、社内リソースと外部の専門サポートを上手に活用することも大切です。
「なんとなく始めてみたけど、どうすればいいの?」という担当者さんもおられるかもしれません。せっかく立ち上げたオウンドメディアを役立て、成長させるためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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