文章力向上より「誰に何を伝えるか」を重視した企業研修をする理由

文章力向上より大切な目的とは?


こんにちは、コピーライターのオオニシです。

文章作成に関連した企業研修にはいくつかの種類があり、「文章力向上」「ロジカルライティング」「ビジネスライティング」などの研修は多くの企業で実施されています。

それらと比較して「カキタイのミカタ」のライティング研修は少し方向性が違います。

それは「企業ブログや施工事例などのオウンドメディアの更新を継続でき、その内容がターゲットとしたエンドユーザーにしっかり伝わる」ということを目的にしているからです。

「文章力が向上し、論理的な文章が書けるようになれば、オウンドメディアも上手くいくのでは?」という疑問もあるかと思います。今回はそうした疑問にお答えいしていきます!

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【 オウンドメディアに必要な「ライティング力」 】

文章の書き方や論理的思考力を学ぶ企業研修では、文章を論理的かつ明確に組み立て、誤解なく伝えるスキルが養われます。確かに、こうしたライティング力は社会人にとって重要であり、日常業務においても大いに役立つものです。しかし、オウンドメディアの運営において求められるライティングは、単なる「文章力」だけでは十分ではありません。

企業が目指すべきは、「文章力」を超えた「伝わる文章力」、つまり「誰に何を伝えるか」を的確に捉え、ターゲットである見込み顧客に響く内容を届けるスキルです。ターゲットに寄り添い、企業が発信するメッセージの価値を相手にしっかり伝えることが、オウンドメディアを通じた情報発信で最も重要なポイントとなります。

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【 オウンドメディアには「伝わる文章」が必要 】

オウンドメディアを活用する企業にとって大切なのは、「文章が上手いかどうか」ではなく、「誰に、何を伝えたいかが的確に表現されているかどうか」です。読者は、記事を読むことで自分の課題や疑問の解決策を探しています。そのため、オウンドメディアの記事が単に上手な文章であっても、読者のニーズに応えていなければ必要としてもらえません。

「伝わる文章」とは、読者のニーズに応え、企業が本当に伝えたい価値がしっかり伝わる文章です。つまり、分かりやすく整理された文章を書くことだけではなく、ターゲットの興味や関心を掴み、企業の持つ専門知識や信頼を伝えることを目的とした文章が求められるのです。最終的には、企業が伝えたい内容と読者の関心が一致し、信頼関係を構築することが「伝わる文章」のゴールとなります。

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【「伝わる文章力」に必要な3つの軸 】

「伝わる文章力」には、「誰に」「何を」「どう伝えるか」の3つの軸(視点)が必要です。 

1)誰に(ターゲット設定)

オウンドメディアで効果的にメッセージを届けるためには、まず「誰に伝えるのか」を明確にすることが重要です。ターゲットとなる読者像を具体的に描くペルソナ設定や、彼らが抱える課題やニーズを把握することから始まります。

例えば、建築業界のオウンドメディアでは、家づくりを検討しているユーザーやその家族がターゲットになる場合が多いでしょう。彼らがどのような情報を求めているのか、何に不安を感じているのかといった観点から、記事のテーマや内容を考えます。

参考:「オウンドメディアには必要不可欠!ターゲット設定とコンテンツ作成のポイント」

2)何を(メッセージ設計)

次に重要なのが、「何を伝えたいか」を明確にすることです。企業側の伝えたいメッセージと、読者が知りたい情報とのバランスをとりながら、メッセージ設計を行います。

例えば、家づくりのノウハウや成功事例を紹介する記事では、単に自社の技術力を強調するのではなく、読者にとって役立つ情報を提供することが大切です。読者が「なるほど!」と感じ、さらに興味を持ってくれるような内容を意識することで、企業として伝えたいメッセージが自然と伝わります。

参考:「企業ブログでは自社の伝えたいこととお客様の知りたいことの接点をネタに!」

3)どう伝えるか(構成と表現方法)

そして、メッセージを「どう伝えるか」が文章構成と表現方法のポイントです。いくら優れた内容でも、複雑すぎて理解しにくい文章では読者に響きません。シンプルでわかりやすい文章を心がけ、情報を段階的に整理して伝えることで、読者が理解しやすい構成に仕上げます。

また、視覚的に見やすいレイアウトや小見出し、箇条書きを使うことで、読みやすさを向上させ、興味を持って読んでもらえる工夫が求められます。

参考:「ひとつの記事には、ひとつのテーマだけに絞った方がいい3つの理由」

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【 文章力を向上させるためには「書き続ける」実践が必要 】

ライティングスキルは、教えられた内容を頭に入れるだけでは向上しません。実際に手を動かし、繰り返し文章を書くことで、初めて上達が実感できるものです。そのため、「カキタイのミカタ」のライティング研修では座学だけでなく、実際に記事を書く練習(ワーク)を大切にしています。

研修を受講したことで満足するのではなく、自社のオウンドメディアの記事を書き続けていくことで、ターゲットに合った表現や構成が徐々に身につき、より実務に直結するスキルが養われます。

参考:「継続することで文章は必ず上手くなる〜ある社長ブログの思い出」

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【 自社事業の発信に特化した研修のメリット 】

実際にオウンドメディアの記事を作成するための考え方と流れを一通り学ぶことで、通常のビジネス業務においても即活用できる実践的なスキルも習得できます。ターゲットに届くライティングを目指し、誰に、何を、どう伝えるかを徹底的に意識することで、研修後には「目的を持った文章」を作成できるようになります。

また、読者の反応を引き出し、企業のメッセージを届けるオウンドメディアの運営は、社内の信頼感や一体感も高める効果があります。

参考:「企業ブログと施工事例を書き続けることで起こる「大きな変化」とは?」

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【 まとめ 】

オウンドメディアの記事作成で求められる文章力には、論理的な文章やビジネス文書とは方向の異なる、上記のような「ターゲットに伝わる文章力」が求められます。

「見込み顧客に自社の強みや価値ある情報を届けたい!」
「企業ブログ立ち上げてみたけど、よく分からないので放置してます」
「施工事例、文章書きたくないので写真だけ貼って更新してます」


という企業の皆様、オウンドメディアを成功させるためには、その目的に合ったライティング研修を選ぶようにするとより良い結果に繋がりやすくなりますよ。ぜひ参考にしてくださいね!

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「カキタイのミカタ」は、企業ブログや施工事例のライティングを続けるために必要な考え方やスキル、コツを現役のコピーライターが研修を通してレクチャーしています。また、コンテンツ制作の自走に向けたサポート(伴走)もしています。

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