過去記事のリライトでオウンドメディアを磨き上げましょう!
こんにちは、コピーライターのオオニシです。
企業ブログや社長ブログ、施工事例などのオウンドメディアを運営していると、記事が徐々に蓄積されていきます。初期に書いた記事は、改めて振り返ると内容が不十分だったり浅かったり、逆に情報が多すぎて要点がぼやけていたりすることがあります。
あまり上手くなかった頃の文章を見るのは少し抵抗があるかもしれませんが、こうした過去の記事は宝の山なのです!
それらを放置することなく「リライト(修正)」をすることで、記事をブラッシュアップさせましょう。そうすることで、見込み顧客に対する信頼が高まり、検索エンジンからの評価を向上させることも可能です。
今回は、過去記事のリライトの重要性とその方法、さらにライティングのPDCAサイクルを活用したメディア運営のポイントについてお話しします。
リライトの重要性
《 信頼性の向上 》
過去の記事は、執筆当時の知識や経験をもとに書かれています。しかし、業界のトレンドや自社のサービス内容が変化する中で、古い情報が読者に誤解を与える可能性があります。リライトを通じて最新の情報を盛り込み、正確性と信頼性を確保することが大切です。
《 SEO効果の最大化 》
検索エンジンは、定期的に更新されるコンテンツを評価すると言われています。古い記事をリライトし、キーワードや内部リンクを最適化することで、検索順位を向上させる可能性が高まるのです。また、ユーザーの検索意図により合致した内容に更新することで、直帰率の低下や滞在時間の増加といった成果も期待できます。
《 検索流入の期待 》
過去記事をリライトすることで新規記事よりも検索流入が見込める場合があります。検索されることをより意識したリライトで成果に結びつけていきましょう。また、新規記事の作成よりも工数が大幅に減るので、手間をかけずに成果に近づくことができますよ。
リライトの進め方
1)記事の棚卸し
まずは、過去記事をリストアップし、次のような視点でチェックします。
・情報が古い箇所はないか
・読者が求める内容に合っているか
・余計な部分や、削除しても問題ない部分はないか
2)読者ニーズの再確認
ターゲットとなる読者像を再度明確にし、そのニーズに合致するように内容を見直します。特に、読者が抱える課題に対して具体的な解決策を提示することが重要です。
3)構成と文章の最適化
文章の分かりやすさを高めるために、以下のポイントを見直します。
・見出しの整理:見出し(H2・H3)の構造を明確にし、タイトルを見直す
・段落の短縮:一文が長すぎる文章を短く簡潔に、読みやすいものにする
・箇条書きの活用:複雑な情報があれば、視覚的に読みやすく整理する
4)SEOの見直し
キーワードの選定や使用頻度を再確認し、関連性の高い内部リンクを追加します。また、画像や付随するメタディスクリプションも最適化することで、検索エンジンだけでなく読者にも魅力的な記事に仕上げます。
5)新しい記事との関連性を強化
リライトした記事に関連する「新しい記事のリンク」を追加することで、読者にとっての利便性を高めます。例えば、「この記事が参考になったらこちらの記事もおすすめです」といった形でリンクを配置しましょう。これにより、内部リンクの強化と読者の滞在時間の延長が期待できます。
初稿から完璧を求めない姿勢の重要性
記事のリライトが重要である一方で、初稿から完璧を求めすぎると執筆が進まなくなりがちです。特にオウンドメディアの運営初期段階では、量を優先して記事を増やしていくことも大切です。
《 ライティングのPDCAを回す 》
・Plan(計画):ターゲット読者や目的を設定し、テーマを選定する
・Do(実行):まずは記事を執筆する
・Check(評価):アクセス解析や読者の反応を確認する
・Action(改善):リライトを通じて内容を改善する
このPDCAサイクルを繰り返すことで、記事の質とメディア全体の成果が向上していきます。
《 リライトのタイミング 》
・2〜30記事が蓄積されたとき
・業界の新しい情報やトレンドが出たとき
・主要なキーワードの検索順位が低下したとき
・定期的なアクセス解析で改善点が見つかったとき
まとめ
オウンドメディア運営において、過去記事のリライトは欠かせないプロセスです。「もっと新しい記事を!」という気持ちも大切ですが、適切にリライトを行うことで、信頼性やSEO効果の向上が期待できます。
また、最初から完璧な文章を目指すのではなく、量をこなしながらPDCAサイクルを回していくことが成功への近道です。
記事の蓄積はオウンドメディアの資産です。リライトを通じてその価値をさらに高め、ユーザーに信頼されるメディアに育てていきましょう。
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