企業ブログなんて面倒くさい!・・・だからこそ、差別化のチャンスになる!


こんにちは、コピーライターのオオニシです。

私は企業のコーポレートサイトや採用サイトのライティングを主に手掛けています。その中で、オウンドメディアの記事を数本書き、それを見本として内製化するという案件がいくつかありました。しかし、その後サイトを見てみると、記事の更新はストップしている・・・。というか、私が書いた見本の後に、誰も書いていない(継続している企業はたったひとつだけでした)。

オウンドメディアの運営は企業にとって重要な戦略のひとつですが、その継続は簡単なことではありません・・・ということをこのブログで何度も書いてきました。そうです、継続的な運用こそが競合他社との「大きな差別化」につながるのです!

今回は、オウンドメディア運営が挫折する主な理由を理解することで、それをどのように改善させていくかをお話しします。


オウンドメディアが挫折してしまう主な要因と改善ポイント

1)運営担当者の不在など人的リソース不足

民間企業によるある調査では、オウンドメディア運営停止の理由として「自社の運営担当者がいなくなったから」が最も多く挙げられています。つまり運用するリソースである専任の担当者がいない、または他の業務と兼任している場合、オウンドメディアの優先度が後回しになり、更新が滞るケースが多く見られます。

↓ \例えばこんな改善を/ ↓

「運営体制の見直しと再構築」

情報発信や広報など専任の担当者を配置し、必要なリソースを確保することで、安定した運用が可能となります。そのためには、社内への周知と理解を求め、協力体制を整えることが大切です。また、担当者の離職による運営停止(属人化)を防ぐために、外部のライターに定期的なサポートを依頼することもひとつの方法です。

参考)「会社員は忙しい!情報発信の時間が足りない場合はコピーライターがサポートします」

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2)コンテンツのネタ切れ・更新頻度と質の維持

オウンドメディア運営の課題として、定期的なコンテンツ制作における時間と労力の必要性も挙げられます。ネタ出しや記事クオリティの維持の難しさによって更新頻度が低下することも多々あります。とりあえず更新すれば良いとなってしまうと、意味のない記事が増えてしまい、サイト自体の質が低下します。

↓ \例えばこんな改善を/ ↓

「安定したコンテンツ制作体制の構築」

オウンドメディア運営のためのチームを作り、コンテンツ計画の策定とチーム全員でのアイデア出しをしてみましょう。事前にコンテンツカレンダーを作成し、定期的な更新を計画することで、ネタ切れや更新の遅延を防ぐことができます。

参考)「ブレストではアイデアが出ない?では付箋を使ったこんなやり方はどうでしょう?」

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3)運営の目的やゴールの欠如

オウンドメディア運営の目的やゴールが不明確なまま運営を開始すると、方向性が定まらず、成果も見えにくくなります。「なぜ自社メディアを運営するのか?」といった明確な目的がないままオウンドメディアを開始すると、方向性が定まらず、成果も見えにくくなります。こうしたことが、モチベーションの低下や更新の停止につながってしまうのです。

↓ \例えばこんな改善を/ ↓

「現実的で達成可能な目標の設定」

最初から無理のある目標や更新頻度を設定してしまうと挫折につながりやすくなってしまいます。そこから進捗を測定していくことで、頻度を上げたりコンテンツの質を上げたりの工夫ができるようになります。オウンドメディアの運営を通して何を達成したいのか、そのための人的リソースはどれぐらいあるのかを明確にし、それに基づいた戦略を立てることが必要です。

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4)ターゲットの不明確さ

自社の商品やサービス、ブランドを伝えたい「ターゲット」となるユーザー像が明確でなければ、発信するコンテンツ内容や方向性がブレてしまい、望む成果につながりづらくなってしまいます。

↓ \例えばこんな改善を/ ↓

「具体的なペルソナの作成」

ターゲットとなるユーザー像を詳細に設定する「ペルソナ」を作成し、そのニーズに応じたコンテンツを提供します。また、チームでオウンドメディアを運営する際には、ペルソナを共有することで、各自の記事に統一性が生まれ、ブレのないコンテンツを作成することができますよ。

参考)「マーケティングでよく使われる「ペルソナ」ってどんな意味があるの?」

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5)短期間での成果を求めすぎる

オウンドメディアは中長期的な施策であり、短期間での成果を求めすぎると、期待外れと感じてしまい、運用停止のひとつの原因となります。ある調査では、運営停止・廃止してしまったオウンドメディアのうち、60%以上が開始から半年以内に更新を停止していることが明らかになっています。

↓ \例えばこんな改善を/ ↓

「長期的な視点での運営を」

短期間での成果を求めず、長期的な視点で運営を続けることが重要です。また、売上だけを求めずに、自社の情報資産の蓄積と発信、社内人材教育の一環など、多面的なメリットを社内で周知し、協力を得られるようにすることで、運営の継続に繋げられます。

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まとめ

オウンドメディア運営の継続は、多くの企業が直面する課題です。「自社情報の発信が大切なのは分かっているけど、時間も人手も足りないんだよね」という気持ちはとっても分かります!(本当に大変なんですよね・汗)

ですが、オウンドメディアを停止してしまう企業が多く見られる中、上記のようなポイントを理解して改善し、継続的な運営を実現することで、競合他社と比較検討される際の大きな差別化になりますよ!

こちらの記事では運営が停滞する具体的な「ボトルネック」について深掘りをしています。
ぜひ参考にしてくださいね!

参考)「オウンドメディアが停滞するポイントは?運営上のボトルネックを見極めましょう!」

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