記事作成の内製化で社員が「書ける状態」をつくる5つのステップ

こんにちは、コピーライターのオオニシです。
前回の記事「オウンドメディア運用を“属人化”させない仕組みづくり」では、社内に「運用しやすい環境」を整えることの大切さについて解説しました。
では、より具体的にどのような仕組みをつくれば、社員たちが「書ける状態」になり、記事作成の内製化が進むようになるのでしょうか。
今回は、社内で実践しやすい「書ける状態になる5つのステップ」をご紹介します。
Step.1: 記事のテーマは“会社側”が明確に提示する
「何でも自由に書いていいよ」という指示は自由なように感じますが、ほとんどの社員は逆に手が止まってしまいます。
テーマを絞り込み、「今回はこの施工事例について」「この新入社員インタビューをまとめてほしい」といった 具体的な課題設定 を行うことで、つまずきやすい書き出しのハードルを下げられます。
記事のテーマは内容については運営会議などで出たアイデアを一覧化し、社内で共有できる「ネタ帳」として蓄積しておくとスムーズになります。
参考)「企業ブログの再始動と運営に絶対必要な「定例ミーティング」のススメ」
Step.2:ターゲットと目的を明確化し共有する
「これは見込み顧客向け」「これは採用希望者向け」など、“誰に向けて書くのか”、“どのような人をイメージしているのか”を事前に共有することで、内容の軸がブレなくなります。
また、「この記事の目的」というゴールも一緒に伝えると、書く意味が明確になり、モチベーションも維持しやすくなります。
参考)「企業ブログや施工事例の作成で最も大切なのは「6W2H」の中のどれ?」
参考)「マーケティングでよく使われる「ペルソナ」ってどんな意味があるの?」
Step.3: 慣れるまでプロのサポートを導入する
「話せるけど、書けない」という社員は多く、口頭でのアウトプットを文章化する支援を行うことで、安心して書き始められるようになります。
例えば、広報担当や外部ライターとテーマについて会話をし、その内容をベースに構成案や見出しを相談しながら一緒に組み立てることで、社員の「話せるけど、書けない」をサポートすることができます。
こうしたサポートをワンクッションとして入れることで「文章の骨格」ができるため、社員本人も安心して書き出せるようになります。
参考)「伝えづらい事業内容を文章で分かりやすく伝えるために試してもらいたいやり方」
参考)「記事作成代行と内製のちょうどいいバランスは「内製化に向けたサポート」」
Step.4: フィードバックは“添削”ではなく“育成”の視点で
提出された原稿に対して、「ここがダメ」「もっとこうして」ではなく、「こう書けばもっと伝わる」「こういう視点も加えてみよう」といった前向きな育成を意識した指示やコメントを返しましょう。
社員にとって一番つらいのは「直されて終わり」です。次回に活かせる学びが得られるレビューを心がけることで、社員は「もう一度挑戦してみよう」と思えます。
また、フィードバックの目的は“完成度”ではなく“社員の成長”です。社員が「次も書いてみよう」と思える関わり方が重要です。
参考)「社員の書いた文章に対して上司はどのように修正指示を出せばいいの?」
Step.5: 社内で成果を共有する
書いた記事が営業や採用で活用され、「この記事のおかげで話が弾んだ」「学生がエントリーしてくれた」・・・といったフィードバックが社内に流れることで、書いた本人の満足度とともに社内全体の執筆意欲も高まります。
社内SNSや定例ミーティングで成果を共有し、「記事を書くことも評価につながる企業文化」が芽生えれば、自発的な発信も自然と増えていきます。
■まとめ:「記事作成チェックリスト」で環境と仕組みを整える
オウンドメディアは「企業の声の発信」する場だけでなく、「社員を育てる場」でもあります。それぞれの社員が記事を書けるようになる環境を整えることで、企業ブランディングとインナーブランディングを進めることができるのです。
以下のリストで、現状のオウンドメディア運営の環境と仕組みについてチェックしてみてください。定期的に確認することで、「どこにボトルネックがあるか」「何を整えれば社員がもっと書けるようになるか」を把握できますよ!
「記事作成チェックリスト」
□社内で「書く目的」がが共有されている
□テーマやネタの一覧が用意されている
□誰に向けて書くかが明確になっている
□執筆前にヒアリングや話し合いの場がある
□構成や書き方のテンプレートが整備されている
□レビューは添削ではなく育成の観点で行っている
□成果や反応を社内で共有している
□外部支援(ライター・編集者)を取り入れている
□書いた社員が「書いてよかった」と実感できている
こちらの記事も参考にどうぞ!
参考)「オウンドメディアが停滞するポイントは?運営上のボトルネックを見極めましょう!」
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「カキタイのミカタ」では、現役のコピーライターが企業の情報発信におけるコンテンツ制作のサポート(伴走)をしています。また、企業ブログや施工事例のライティングを続けるために必要な考え方やスキル、コツをレクチャーする研修も実施しています。
「オウンドメディアが停滞している」「もっと内製化をスムーズにしたい」といったご要望があれば、まずはお気軽にご相談くださいませ。しっかりバックアップいたします!


