アイデアが出ないときにコピーライターの私がしている3つの対処法


こんにちは、コピーライターのオオニシです。

私はフリーランスのコピーライターとして、企業の販促やブランディングに使われるホームページやパンフレット、チラシなどのコピー(広告文章)を手掛けています。

当ブログの「文章作成は思考8割、ライティング2割」でも書きましたが、作成業務のほとんどを「情報の整理」と「思考」にあてています。

ヒアリングした内容や、ミーティングで決定した方向性、作成する販促ツール内で訴求するコンテンツなどに沿って「何を」「どのように」表現していくか考えます。

クライアントが本当に伝えたいことは何か、それをより伝えやすくするにはどうすればいいか、どういった表現が適切なのか、より印象付けるためにはどの言葉を使うべきか、などを考えていきます。

とはいえ、アイデアが全然出ないということはよくあります。もしくはもっと深掘りしたいけど行き詰まってしまう、ということもしょっちゅうです。(決して私だけではなく、どのコピーライターやその他のプロのクリエイターもそうかと思います!)

そんな時、私はどうしているかをご紹介します。

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1)他の作業をする

進行している別の仕事に手をつけてみるか、まったく仕事と関係のない雑務や家事をします。アイデアが出てこない案件については「頭の片隅」にあるので、ふとした瞬間に「あ!」ということがあります。入浴中やトイレの中で「あ!」ということがよくあるのは、有名かもしれません。

ただし、そうしたアイデアが「本当に使えるもの」かどうかは、しっかり精査しなければなりません。私個人の経験では、あまり使えないものが多かったですが、全く使えないわけではないので試してみる価値はあります。

2)本屋や図書館をウロウロする

膨大な書籍が置いてある環境は、「言葉の海」のような場所です。その案件とまったく関係のない本でもパラパラとめくってみると、違った「切り口」が思い浮かぶことがあります。気の向くままに色々な雑誌を手にとって、流し読みをしてみてください。個人的に読みたくなる本と出会えることもありますよ。

「お、この表現は参考になる!」と思っても、絶対にスマホで撮影をしないようにしてください!それはデジタル万引きで立派な犯罪です。お気をつけて!

3)AIに相談してみる

「え?プロのクリエイターがAIに頼るの!?」と思われるかもしれませんが、結構使っています。ただ、キャッチコピーやテキストはそのまま使えることはまずありません。私は無料の「ChatGPT3.5」を使っていますが、使えるレベルではないというのが個人的な感想です。また、使えるレベルだったとしても、私のフィルターを通って出てきた表現ではないので、使いたいと思いません。

AIは「壁当て」として、とても便利なのです。ちょっとした相談相手のように、例えば「理系の学生が好きそうな言葉ってどんなのがあるかな?」や「スパイスカレーの魅力ってどういうところ?」のような質問をしてみると、自分では思いつかなかったキーワードが出てくることがあります。そのキーワードを起点に自分でアイデアを膨らませたり、深く掘り下げてみたりしています。

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世の中にはアイデアや思考のノウハウがいろいろありますが、ぜひ参考にしてみてください。ただし、これらは時間に余裕がある時の対処法です。では時間がない時はどうするか?

それはもう、ギリギリまで粘って必死で書くことです!それしかありません!

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