読みにくい文章ってどんな文章?・その4「連続してしまう『の』はどうすればいいの?」
こんにちは、コピーライターのオオニシです。
読みやすく伝わりやすい文章を考える上で、「読みにくい文章」がどのようなものかを知っておくシリーズ、今回は「連続してしまう『〜の』」についてです。
「〇〇の△△の〜〜の・・・・・」と、文章内で「の」がどうしても連続してしまう場合があります。
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【例文】
1)お客様の間取りのご要望の詳細をお聞かせください。
2)お庭のウッドデッキのメンテナンスのご説明をいたします。
3)弊社の広報部のメンバーのご紹介です。
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意味としては伝わってくるのですが、連続する「の」がくどく感じてしまって少し読みにくい文章になってしまいますね。
「の」が3回以上続くと読みにくくなってしまうので、なるべく2回までに抑えてみましょう。
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【修正後】(修正した箇所は赤で記載しています)
1)お客様の間取りに対するご要望の詳細をお聞かせください。
2)お庭に設置されたウッドデッキのメンテナンスについてご説明をいたします。
3)弊社広報部のメンバーをご紹介します。
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1)「間取りの」を「間取りに対する」に言い換えました。
2)「お庭の」を「お庭に設置された」、「メンテナンスの」を「メンテナンスについて」にそれぞれ言い換えました。
3)「弊社の広報部」を「弊社広報部」に省略しました。「メンバーのご紹介です」を「メンバーをご紹介します」に言い換えました。
書いた文章を読み直していて、「なんだか『の』が連続して気持ち悪いなぁ」と思ったら、何か別の言い回しに置き換えてみるか、できそうなら省略をしてみましょう。
読み直して違和感のある箇所を「ま、意味は間違ってないからコレでいいか!」と放置せずに、「何か他の言い方があるかな?」と考えてみましょう。その小さな積み重ねがライティングの上達につながっていきますよ!
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これまでの「読みにくい文章ってどんな文章?」も参考にしてください☆
その1「ひとつの文が長すぎる!」
その2「文章内の因果関係が成立していない!」
その3「主語と述語が離れている!」
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