マーケティングでよく使われる「ペルソナ」ってどんな意味があるの?

こんにちは、コピーライターのオオニシです。
新しく商品やサービスを企画する際や、販促ツールを作成する際に行う「ターゲット設定(ターゲッティング)」。マーケティング戦略を組み立てる上で、欠かすことの出来ないとても大切な施策です。
そのターゲット設定の範囲をより絞り込んだのが「ペルソナの作成」です。その商品やサービスを利用する顧客を想定するために、架空の人物像を作成する手法です。
大ざっぱに年齢層や性別を決めるのではなく、
・名前(フルネーム)
・年齢
・性別
・職業、勤続年数
・家族構成(配偶者や子供の年齢も)
・年収
・共働きかどうか
・持ち家か賃貸か
・自家用車の有無(車種も)、所有台数
・趣味
・特技
・生活や仕事に対する考え方
・ライフスタイル
・利用しているSNSの種類
・・・などを細かく設定し、本当に存在しているかのような人物像を設定します。
「ターゲットを絞るよりもたくさんの人に向けたい」という経営者様もおられました。結果的に広い層で利用されるのはとても素晴らしいことだと思いますが、企画のタイミングでは「利用するであろう典型的なひとりのユーザー」に絞り込んだ方がいいでしょう。
その理由は・・・
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1)ユーザー目線で考えられる
この商品やサービスはターゲットであるユーザーのニーズに応えられているのか?を考えることができます。コンセプトや利便性、価格設定、広告の発信メディアなどが作成したペルソナからズレていれば、方向性の修正が必要であるということになります。
2)チームや社内の方向性をブレさせない
みんながそれぞれ勝手なユーザーをイメージしていると、コンセプトや方向性がブレてしまいます(それどころかバラバラに)。誰に向けたものなのかが曖昧な商品やサービスを作ってしまわないようにするためにも、ペルソナの作成は必要なのです。
3)販売や広告の戦略が立てやすくなる
想定されるユーザーはどのようなメディアを見ているのか、どういった購買行動をしているのか、使っているガジェットはパソコンかスマホか、買い物は実店舗かオンラインストアか、などもペルソナで設定しておくことで、販売ルートや広告の打ち手を考えることができます。
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このペルソナ、商品やサービスの企画だけでなく、もちろん企業ブログにも利用できます。どのようなユーザーに情報を届けたいのかを設定しておくことで、ブレのないコンテンツの作成ができます。特に上記(2)「チームや社内の方向性をブレさせない」ためだけでも、ペルソナは大いに役立ちますよ。
