初めて企業研修講師の依頼が来た時に考えたこと
こんにちは、コピーライターのオオニシです。
コピーライターの仕事をして15年ほどたった頃、「企業で文章の研修講師をしませんか?」とお声掛けをいただきました。あ、これは自分に合っている仕事かもしれないと思い(詳しくはコチラの記事で)、お請けすることにしました。
まず考えたことは、「文章研修を依頼される企業様は何を求めているのだろう?」ということ。企業ブログや施工事例をもっと書きたいということはもちろんですが、もっと本質的な話なのでは?と考えました。
「上手い文章を書けるようになる」は顕在的なニーズですが、潜在的なニーズは「継続して書けるようになる」ではないかな?企業ブログは1回いい内容のものを書けば終わりではありません。社員の方々や広報の担当者さんが根気よく続けて書くことに意義があるのです(これはSEOに関わる話ですね)。
もう一つのニーズは「伝わる文章を書けるようになる」だと考えました。「上手い文章」は書き続けることで近づくことはできますが、一朝一夕で実現出来るものではありません。
まだ見ぬお客様がサイトを検索して企業ブログにたどり着いても、きちんと伝わっていなければお問い合わせには繋がりません。例えそれが上手い文章であったとしてもです。
・企業の強み、得意にしていること
・他社との違い
・自社独自のスキルや考え方
・お客様にとって有意義な情報の提供
・施工写真だけでは見えない技術力や提案力(→コチラの記事で詳しく書いています)
そうした内容が「しっかり伝わる記事」を作っていくことこそ、企業の発信において必要なことだと考え、研修内容を組みたてていったのでした。
企業ブログ再生プロジェクト「カキタイのミカタ」では、そうしたことを今でも大切にして分かりやすくお伝えしています。