初めての企業研修で講師をしたときのこと

こんにちは、コピーライターのオオニシです。

これまで日本全国、様々なジャンルの企業様にお伺いして文章の書き方をレクチャーする企業研修を行なってきました。今回は初めての文章研修を思い出してみたいと思います。

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初めての文章研修の開催地は鹿児島県霧島市でした。私が普段活動しているのは関西圏なのでずいぶん遠い場所です。初回ということもあり、研修の企画運営会社の方と現地で落ち合い、実際の研修を確認してもらうことも兼ねていました。

本来であれば、研修を行う企業の担当者様と電話でお打ち合わせをし、お悩みの内容や強化したいポイントなどをお伺いしますが、初回ということもあり運営会社の方が代行してくださいました。

研修の開始時間は午前中ということで、前日に伊丹空港から飛行機に乗り、前泊をすることに。鹿児島空港からバスに乗り、研修を行う企業の近くのホテルにチェックイン。翌日の研修内容や使用するスライドをもう一度チェックし、より良い内容にするための修正をギリギリまで行います。

翌朝、運営会社の方とロビーで落ち合い、研修先の企業へ向かいました。社内の大きな会議室にプロジェクターとテーブル、電源などを事前に用意していただき、自前のパソコンや配布する教材を準備します。

受講される方々は自分よりも若い方から役職がついているようなご年配の方まで幅広くおられました。そんな方々が自分の話を真剣に聞いて、メモをとって質問をしてくれる。自分の文章の書き方や考え方が皆さんの役に立とうとしている。それがとても嬉しかったのを覚えています。

受講者の方々の状況を把握しながらレジュメに沿って座学を行い、実際に文章を書いてもらうワークでは悩んでいる方のケアやサポートなどをしてまわりました。

無事に終了した後、鹿児島空港で夕食をとりながら運営会社の方に「初めてだとは思えない、とても良かった」と称賛をいただきました。最初は誰もが早口になって表情も硬く楽しくない雰囲気になってしまうそうです。「クリエイティブなスキル」に「レクチャーのスキル」を伴わせている人は決して多くないとおっしゃっていたのを覚えています。

さあ、これから文章で困っている全国の方々に自分のスキルを伝えにいこう。

そんなことを考えながら、帰りの機内から眼下に広がる美しい夜景をずっと見ていたのでした。

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