ライティングスキルを向上させるためにとても大切なこと

こんにちは、コピーライターのオオニシです。

読み手にとって分かりやすくしっかり伝わる文章を書くためのライティングスキル。これを向上させるためには、自分の中に知識やノウハウなどを取り込む「インプット」と、頭と手を動かして文章を書き続ける「アウトプット」が必要になります。

ところが、多くの方がフォーカスを当てているのが、「書ける」という結果である「アウトプット」の方なのです。そこが目的なので当然と言えば当然ですが、どうしても時間と労力のかかる「インプット」を軽んじている傾向にあります。

ライティング研修の際、受講されている皆さんに「どうしてライティングが苦手なのでしょうか?」という質問を投げると、最も多い答えが「考えていることをどういう言葉や表現にしていいか出てこない」というものでした。いわゆる「語彙(ごい)や表現手法が少ない」ということです。

これは圧倒的に「インプット」の少なさが原因です。

どういうことかというと「一般書籍を読む習慣がない」ということです。本好きの人でも社会人になると読書量は減ります。電車の中でもほとんどの方がスマホを見ており、本や新聞、雑誌を読んでいる人はかなりの少数派ですよね。

なぜ一般書籍がいいのかという理由は、文章のプロが複数人関わっているからです。

一般書籍である小説やエッセー、雑誌には、レベルの高い文章力を持ったプロの作家やライやーが執筆し、出版社に在籍する編集者がチェックと校正、修正を行い、それを元にまた作家やライターがリライトをする作業を繰り返しているため、出版される書籍の文章クオリティーはかなり高いものになっています。

ちなみに、誰でも情報を発信できるインターネットに掲載されている文章は玉石混交なので、参考にできる信頼度という点では、一般書籍の方に軍配が上がります。

ライティング以外にも自分自身のスキル向上につながるビジネス書や、知識や教養を身につけられる新書などを読むことを習慣化すると語彙や表現力は間違いなく増えます。

「えー!いきなりそれは難しい!眠くなる!」という方であれば、自身の仕事内容に関連した雑誌の購読から始めてみましょう。スミからスミまで読まなくても、特集や興味のあるコラムを読むだけでもライティングスキルの参考になります。

いい「アウトプット」をするためには、いい「インプット」をすることです。お仕事終わりの帰り道やお休みの日に、本屋さんや図書館をぶらっと回ってみてください。きっといいインプットと出会えますよ!

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